平成31年2月17日(日)13時30分より、日本盲人福祉センター2階研修室にて「第11回 神奈川・千葉・埼玉合同研修会」が開催されました。
今回の担当は神奈川で、講師の先生は東京医療福祉専門学校の殿村康一先生にお願いし『吉田流あん摩』の実技講習をお願いしました。 過去10回、偶然かどうかわかりませんが、講師をお願いした先生は、全て指圧専門学校卒業の先生ばかりで、ほとんどが「指圧」の実技でした。 今回は流れを変え、あん摩という手技に注目し、江戸時代からの歴史と伝統のある『吉田流あん摩』の先生にお願いし、実現に至りました。
殿村先生は同校教員28年の大ベテランで、先代校長の平川信代先生にも直々にあん摩術の指導を受けた先生で、吉田流あん摩の継承者です。 講義の内容は吉田流あん摩の歴史について軽く触れ、実際の実技では揉捏法・圧迫法・肘揉みといった吉田流あん摩の特徴的な手技を披露していただきました。 特に揉捏法においては、各自が実習する前に参加者全員に対して線上揉捏を施し、「弦を弾くように」を体感させていただきました。 また、今回は部位別や症状別の施術の解説ではなく、手の触れ方・指の使い方・体の移動のしかた等、効果的な圧を加えたり相手に不快な思いをさせないためにはどうしたらよいか、基本的な事を教わりました。 技法に関してはどれも新鮮で、受講者も興味をもって真剣に先生の話を聞き、一生懸命に練習をしていました。
時間はあっという間に過ぎ、予定時間を約10分オーバーしてしまいましたが、充実した研修内容でした。
終了後は、お馴染み居酒屋「わっしょい」にて殿村先生を囲み、楽しい打ち上げとなりました。
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