去る6月10日(日)13:00より高田馬場ホテルサンルートにて、日本あん摩マッサージ指圧師会第6回通常総会が開催されました。会場の大会議室はたくさんの参加者でほぼ満席でした。
高橋専務理事の進行で総会は始まり、会長挨拶、来賓の日盲連竹下会長の挨拶の後、議長が選出され議事が進行されました。冒頭は活動計画と予算について事務局より報告があり、質疑となりました。
ここで「なぜ昨年の活動報告や決算の前に今年度の計画や予算を報告するのか?」というような質問がありました。計画を持ってくる理由としては、今年度が始まる前の3月までに理事会で計画と予算を決めなければ、4月から総会までの間の活動の根拠が無いという事で、法律で決まっているそうです。次に活動報告と決算についての議事が進行し大きな問題も無く満場一致で全ての議案が承認されました。
次の予定では記念講演ですが、臨時理事会のためしばらくの休憩時間となりました。15:30になり講演は開始されました。講師の帝京大学 整形外科 伊藤正明先生が紹介され、「肩関節周囲炎の病態と指圧マッサージについて」という題でお話を頂戴しました。本題に入る前にEBMの重要性について説かれ、日頃我々が口にしているエビデンスというのが本当に大事であり、それが無ければ相手にされないという事でした。マッサージとの関連性についてですが、施術した結果、良くなったという報告はあるが、具体的にどのような事をしてどうなったのかというデータが存在ないのが現状のようなので、今後検証が必要になってくるようです。また評価の仕方は関節可動域で見た方が客観性があり有効な手段ですが、痛みという第三者が分かりにくい評価も同時にして行った方が良いとの事です。
17:00からは会場を2階のレストランに移し懇親会が開催されました。司会は小谷田副会長が担当し、いつもの名調子で懇親会を盛り上げていただきました。ゲストには厚労省の矢田貝室長、筑波技術大学の藤井先生がお見えになりました。他の地域の方との交流で盛り上がり、あっという間に予定の19時になってしまいました。
当会からの参加者は15名でした。参加された皆様、お疲れさまでした。
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